声楽家　ソプラノ　Chon Wolson チョン・ウォルソン　田月仙　전월선 　プロフィールProfile

東京生まれ。世界の舞台でオペラやコンサートに出演するかたわら、
日韓朝の首脳の前で招聘公演するなど国際芸術交流の第一人者としての実績が高く評価されている。
その「祈り」とも言える独特な歌のスタイルは「魂をゆさぶる歌声」と反響を呼んでいる。
特にオリジナル歌曲「高麗山河わが愛・山河を越えて」は根強い人気を誇る。
2015年~2022年、創作オペラ「ザ・ラストクィーン」を発表。自らヒロインの生涯を演じ絶賛を博した。
日韓のテレビ番組にも数多く出演。作家・音楽研究者として著書も多い。
外務大臣表彰、日韓文化交流基金賞受賞。二期会会員。CALAF.NET代表。

ドラマチックな歌声と華麗な舞台姿

1983年 東京のリサイタルで楽壇にデビュー。1985年 東京オペラプロデュース公演「声」「スペインの時」の主役でオペラデビュー。その後「フィガロの結婚」「椿姫」「道化師」「カルメン」「蝶々夫人」「サロメ」「ねじの回転」など世界各国にて数々のオペラに出演。 ヨーロッパやアメリカ、ロシアなどの世界の名門オーケストラとも共演。日韓歌曲をはじめ、世界の歌曲やアバンギャルド、創作オペラなどでも独自の表現力が評価されている。

1994年 ソウル定都600年記念して芸術の殿堂で公演したオペラ「カルメン」(Flavio Trevisan演出、Vakhtang Jordania指揮)主演は、1985年の北朝鮮ピョンヤン公演と併せ、「初めての南北公演」を実現した。
1996年 アメリカ公演は歌曲＜高麗山河わが愛＞と共に韓国KBS「日曜スペシャル」秋夕特別番組など日本と韓国のテレビ番組で全国放映され感動を呼び、韓国の年末特別番組「送年・開かれた音楽会」に日本から初出場。

1997年 リサイタル「薔薇物語」で外国籍芸術家で初の文化庁芸術祭参加。

1998年 東京都ソウル市友好10周年記念の親善大使として当時日本の歌が開放されていなかった韓国の首都「ソウルで初めて日本の歌を歌う」。

1998年 音楽劇「金芝河（ｔわれわれはどこに行くのか」。「アジアから世界へ」 （サントリーホール）。1999年 創作音楽劇「あの丘を越えて」。2000年 高木東六作曲オペラ「春香」再演

2002年ワールドカップ記念オペラ「春香伝（チュンヒャン）」日韓両国で主演、日韓ガラコンサート「海を越えて」（オペラシティ）、 「小泉内閣総理大臣主催・金大中大統領・大統領夫人歓迎公演」独唱、サッカー日韓戦韓国国歌独唱。 2005年、日韓友情年記念音楽会「友情の花束」（オペラシティ）。2004〜2005年、NHKテレビで90分に渡り特集番組「海峡を越えた歌姫」が放送され全国に感動を呼んだ。

2006年、初の著書「海峡を越えた歌姫」が、第13回小学館ノンフィクション大賞優秀賞。 「海峡のアリア」として出版。 2008年、「禁じられた歌—朝鮮半島音楽百年史」 (中公新書ラクレ) を発表。2012年「K-POP遙かなる記憶」（小学館）出版。作家・朝鮮半島の音楽研究家としても活動している。

2007年〜2014年、連続リサイタル「海峡のアリア」開催

2008年、グランドオペラ「春香伝」主演

2013年　田月仙（チョンウォルソン）「30周年記念リサイタル　歌に生き愛に生き」（東京・大阪）を開催　2013年、 韓国放送公社特別番組「KBSスペシャル　海峡のアリア 　田月仙30年」放送。第14回「日韓文化交流基金賞」受賞。 日韓交流おまつり　韓国国慶節　(대한민국국경절) などでも歌う

2014年　田月仙プロデュース公演・歌劇「沈清伝（シムチョン）」、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」

2015年、日韓国交正常化50周年特別企画として、日本の皇族出身で李王家に嫁いだ日本人女性・李方子（りまさこ）妃を題材にした創作オペラ「ザ・ラストクイーン　朝鮮王朝最後の皇太子妃」（東京新国立劇場）企画・主演。15歳から87歳までのヒロインを演じ絶賛を博した。同作品はNHKのドキュメンタリー「韓国の母になった日本人　朝鮮王朝最後の皇太子妃」で紹介される。
平成27年度「外務大臣表彰」を受賞。「園遊会」にも招待される。

2016年、平成28年度（第71回）文化庁芸術祭参加公演としてオペラ「ザ・ラストクイーン　朝鮮王朝最後の皇太子妃」が再演されセンセーショナルな成功を収た

2017年、平昌（ピョンチャン）＆東京オリンピック記念・日韓ガラコンサート「海を越えて」

2018年、韓国招聘リサイタル

2019年、オペラ「ザ・ラストクイーン　朝鮮王朝最後の皇太子妃」（大阪公演）300人以上のキャンセル待ちととなる。

2021年、オペラ「ザ・ラストクイーン　朝鮮王朝最後の皇太子妃」（東京公演）2回公演とも満席となる。

2021年、オペラ「パリアッチ（道化師）」

2022年、オペラ「ザ・ラストクイーン　朝鮮王朝最後の皇太子妃」（東京アンコール公演）

2022年、特別新演出オペラ「トスカ」（9月29日・30日）

日韓のテレビにも数多く出演。ＫＢＳ「開かれた音楽会(열린음악회)」（３度出演）。韓国ＭＢＣ「成功時代(성공 시대)」ＭＢＣ「歌曲の夕べ(가곡의밤)」「日曜音楽会」、ＫＢＳ「日曜スペシャル(일요 스페셜)」、趙英男が会った人(조영남이 만난 사람)、TV朝日「題名のない音楽会」、ＮＨＫ「クラシックアワー」、ＴＢＳ「高麗山河わが愛」「国境の歌姫」「田月仙ライブ」、「サンデーモーニング」、「21世紀への伝言」、ＮＨＫ「日本と朝鮮半島2000年」等。NHK ETV特集「海峡を越えた歌姫」。KBSスペシャル　海峡のアリア 　田月仙30年の記録」等。