W杯へ届け!日韓の歌声 新宿で声楽家がコンサート

 日韓共催のサッカー・ワールドカップ(W杯)を盛り上げる「日韓ガラコンサート――海を越えて」が十一日、新宿区西新宿三の東京オペラシティコンサートホールで開かれ、約千五百人が両国の名曲を楽しんだ。

 東京都交響楽団のオーケストラで、日韓の声楽家が「椰子(やし)の実」「アリラン」など二十四曲を熱唱。また在日コリアンのソプラノ歌手、田月仙(チョン・ウォルソン)さんと、バリトン歌手大久保真さんのデュエットに、日韓混声合唱団百五十人が加わり、両国の友情を男女の愛になぞらえたオリジナル曲「海を越えて」を歌い上げた。

 エルガーの行進曲「威風堂々」の演奏で、合唱団が両国の小旗を振ってW杯を祝福したほか日韓の歌手が互いの国の曲を歌い合う場面もあった。