日韓ガラコンサート「海を越えて」−−来月11日、東京オペラシティ

 ◇W杯前に歌曲競演−−日韓交流の場に 

 サッカーW杯を前に、日本と韓国の声楽家たちが競演する「02年日韓ガラコンサート 海を越えて」が5月11日午後5時から、東京オペラシティコンサートホール(新宿区西新宿3の20の2)で開かれる。オーケストラ伴奏の日韓歌曲の演奏会は珍しいという。 

 韓国からは、指揮者の金(キム)徳基(ドッキ)さん、テノールの朴(パク)世源(セウォン)さんが来日。また、在日韓国人2世の田(チョン)月仙(ウォルソン)さんも出演。日本側は指揮者の栗田博文さん、ソプラノの釜洞祐子さん、バリトンの大久保真さんが登場。東京都交響楽団がオーケストラ演奏をする。 

 コンサートでは、「カゴパ」や「先駆者」など、本格的な韓国歌曲が演奏される。また、それぞれの国の歌に挑戦しようと、朴さんは「浜辺の歌」、釜洞さんは「青き山に住みたい」、大久保さんは「麦畑」を歌う。 

 また、今回のために結成された日韓合唱団の合唱に合わせて両国の歌をメドレーで歌い、オリジナル曲「海を越えて」を披露する。 

 定員は1600人。入場料はS席10000円、A席8000円、B席6000円、自由席4000円。

  ■写真説明 釜洞祐子さん

  ■写真説明 田月仙さん

毎日新聞社